2012年−年末のご挨拶
SELSYNE                 号外 2012.12.31




               3誌共通号外


大晦日の午後、今年も年末のご挨拶を書く時刻になりました。

2001年にセルシネ・エイム研究所を立ち上げた時の思い、それが益々整ってきていることを改めて感じる年になりました。開設当初、次のメッセージをセルシネのウェブサイトに掲載しました。

組織に属して仕事をするシステムが残りつつも、これからは、一つのプロジェクトを達成するためにその能力や興味を持った個人が寄り集まり力を合わせる、達成すれば解散し、また次のプロジェクトを達成するためにチームを作る。そんなビジネス形態が今後益々発展するでしょう。それが時代の潮流であり、その環境が、通信技術をはじめさまざまな方面で整いつつあります。

「セルシネ・エイム研究所」の“セルシネ”には、Self actualization through Synergy(相乗作用による自己実現)という意味を込めています。すなわち、お互いがシナジーによって高め合い自己実現している、1プラス1が、5にも10にもなっている状態です。そして“エイム(aim)”は、「それを目指す」です。

一人ひとりが立場を超えて互いに刺激し高め合う。そんなネットワークを目指しています。

2001年5月吉日
http://www.selsyne.com/aim/business/

このメッセージの2段落と3段落を名刺の裏に印刷し、今も同じ気持ちで活動しています。

もちろん、ビジネスの形態によって濃淡があると思いますが、場合によっては会社組織の中でさえ、このようなチームの“流動性”が盛んに採用され始めています。

個人の自由度が増している分、当然自己責任も大きくなっています。

日本社会の閉塞感と硬直度は、老若男女を問わず、昔の成功体験から未だ抜け出せない人達によって固められているように感じます。

しかしその殻も、海外からの文化や技術によって風穴を開けられ、その隙間から入ってくる恩恵に個人のビジネス活動が大いに助けられています。

日本が育んできた大切なもの、そして海外からの恩恵、これらをどのように融合させながら掛け算するか・・・。日本人の頭と腕の見せ所です。

今夏のロンドンオリンピックでの日本人の活躍には大いに魅せられました。特に、なでしこジャパンの銀メダルは、前年のワールドカップ優勝がフロックではなかったことを見事に実証しました。

12月の衆議院総選挙では、自民党が民主党から政権を奪還しました。

今回私は、自民党と民主党以外の政党と議員に投票しましたが、選択が非常に難しかったです。しっかりと自信を持って投票できるように、そのための一つの方法として、インターネットでの選挙活動解禁を進めて欲しいと思います。

少々の愚策は仕方ありません。どのような環境でも生き方はあります。しかしただ一つ、原発推進だけは看過できません。日本は、原発建設ではなく、原発解体の技術とエネルギー政策で世界をリードし、貢献すべきです。

これは後ろ向きではありません。明るい未来への挑戦です。

「安全」と「経済性」を天秤に掛けるような議論をたまに見かけますが、安全(原発の重大な危険性)を天秤に掛けることはできません。

また、この期に及んでも原発を推進しようとする人達の中にある「原爆転用の可能性を以て他国に睨みを利かせたい」という思いは、堂々と表に出して議論すべきです。そうしないと、ぼやけた討論に終わってしまいます。

日本は、原爆ではない防衛力を開発するべきです。それは、文化や外交という広い意味でも、また、戦闘力という狭い意味においてもです。

何かを防ぎあるいは正すのに、大勢の人々の命を奪うと脅す必要はありません。むしろそれは、自身(自国)の正義を貶(おとし)めることにしかなりません。

さて、大きなことを言った後に恐縮ですが、セルシネが今年後半に展開したささやかな活動を振り返ります。

今年中間のご挨拶でも紹介した富樫昭夫氏とのご縁を機に、セルシネが主宰するファインブレイン研究会の中に「気律脳波研究」をカテゴライズし、協同研究をスタートしました。研究の様子は、以下のウェブページに掲載しています。
http://www.selsyne.com/aim/kiritu/index.htm

気律とは、「“気”の巡りを治めて、自他の統制と癒しを促す」という意味で、私の造語です。

この能力を認定するプロジェクト「ザ・マスター」もスタートしました。脳波を指標とした認定基準を次のように明確に設定しています。

「意識を集中すると40fμV以上のアルファ波が3秒以上継続的に出現し、普段の閉眼安静時にはアルファ波が20fμV以下であること。また、その再現性があること。アルファ波の周波数帯域は、7〜13Hzとする。」

来年には、ウェブ上でもマスター(達人)を紹介できると思います。http://www.selsyne.com/aim/finebrain/eeg/theMaster.htm

これらの研究成果は、コルパー化を支援する自己統制法の一つである“サポーティング・バイオフィードバック法”の構築に役立てています。

脳波研究家としてテレビ番組に出演して欲しいとのオファーは毎月のようにありますが、今年の出演は、日本テレビ「見破れ!! トリックハンター3」の1本にとどまりました。

その様子をブログに「脳波測定で嘘を見破るために使った方法。日テレ『見破れ!!トリックハンター3』に出演して。」と題して投稿しています。
http://selsyne.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-65ec.html

NHK Eテレ「テストの花道」から問い合わせがあった際には、結局、請求金額がネックになったようでオファーはありませんでした。

私はテレビタレントではないので、テレビに出演するからといって、通常の脳波測定サービス料以外に出演料を請求することはありません。

NHKの‘しぶちん’ぶりは、視聴料を払うものとしては認めるべきところですが、受験生の「集中力」に関して私なりの解説を提供したかったなーと残念でした。

脳波については、色んな分野から問い合わせがあります。中には、男性誌やアダルトビデオで利用されることもあります。この分野で脳波が扱われケースは古くからありますが、イメージを考慮して内緒にしていました。しかし、12月10日発売の週刊大衆の袋とじコーナーに掲載された際には、初めてツイッターでつぶやきました(セルシネ・ニュースの配信まではしませんでしたが・・・)。

これは、「下ネタに関わっている部分が少々露出しても、セルシネへの信頼は揺るがない」という、私の勝手な自信です。

自己統制による境地も、男女が一つになる境地も、脳波は同じようなパターンに収斂(しゅうれん)していきます。詳しくは、別の機会に発表します。


ささやかな取り組みとして、サプリメントに“メッセージカード”を同封するサービスを11月9日に始めました。弊社のサプリメントをご利用いただく中の3割は、プレゼントとしてのご注文です。商品を発送する際に、“お客様の思いも一緒に届きますように”と、いつも祈念していました。お客様のその思いがより具体的な形で同封できるように始めたサービスです。
http://www.selsyne.com/aim/supplement/index.htm#MessageCard

そして先日、遅ればせながらですが、セルシネの商品やサービスをクレジットカードでお支払い頂くことが可能となりました。
http://www.selsyne.com/aim/mousikomiyoukou/osiharaihouhou.htm

これを機に、来年早々に速話聴取関連の商品とサービスの構成をブラッシュアップしていきます。
http://www.selsyne.com/aim/products/sokucyou/index.htm


この他、10月にグーグルのアドセンスをセルシネのウェブサイトとブログ、そしてYouTubeで再開しました。広告に違和感が少なくなってきていると判断しました。ネット上にアップした情報が、見られる毎に収益をもたらすというシステムはありがたいことです。


こんな所で、まぐまぐの締め切り(休刊扱いとなってしまう)時刻の30分前となってしまいました。

今年は、個人が益々自立できる環境が整い、その分責任も増し、国が進む方向性も一人ひとりがこれまで以上に関心と責任をもち、そしてそれを行使できる時代であることを実感する年でした。

あなたはどんな一年でしたか?

今年のNHK紅白は、矢沢のエーちゃんが3年ぶりに出演しますね。楽しみです。


                   セルシネ・エイム研究所 和田 知浩





セルシネの「成功マガジン」トップページに戻る


セルシネ・エイム研究所のホームページはこちらです。




COPYRIGHT SELSYNE AIM INSTITUTES. WADA CHIHIRO