2023年−中間のご挨拶
2023年−中間のご挨拶



SELSYNE                 号外 2023.6.30




               3誌共通号外


こんにちは。セルシネ・エイム研究所の和田知浩です。

今年も中間のご挨拶を書く日が来ました。

日本のプロスポーツ界は、昨年のFIFAワールドカップサッカーの熱狂に続いて、今年3月のワールドベースボールクラシック(WBC)では見事に優勝を果たしました。

二刀流の大谷翔平選手は今朝のメジャーリーグでもホワイトソックス戦で29号ホームランを放ち絶好調を維持しています。記録尽くめでここには書き切れないほどです。

コロナ禍も明け、日本経済の株価は空前の高値を記録しています。しかし、これまでのような日本の機関投資家による買ではなく、円安の日本が外資に買い取られている印象です。

ロシアとウクライナの戦争もまだまだ出口が見えません。ロシアが戦争を始める直前にアメリカのバイデン大統領が「ロシアがウクライナに進攻してもアメリカは動かない」と言ったと思うのですが・・・。

動くべき/動かないべきと言いたいのではありません。なんとも頼りない大統領に見えると言いたいだけです。

ただし、大統領や総理大臣も一人の人間です。私達と何ら変わらない一人の人間です。それぞれが、それぞれの場所で自ら選んだ仕事を全うしたいものです。

ところで、今年は「日本で生成AIの意識的利用が一般化した年」と言ってもいいのではないでしょうか?

以前から「手書きや音声での入力」や「商品サポートセンターとの対話」等でAI(artificial intelligence 人工知能)の恩恵を受けていたのでしょうし、画像生成AIについては昨年が元年だったと言われているようです。

私自身も脳波測定器メーカーの複数から、脳波解析を機械学習で実現したいとの相談をこれまでにも受けていました。

それでも、生成AIがこれほど話題になり、爆発的に私達一般人が日常で意識して使い始めたのは今年だったのではないでしょうか?

生成AIとの遣り取りで返してくる画像や映像、文章等の成果には本当にワクワクします。

しかし、それと同時に不信や不安の防御反応が出てきました。それは、自身が創作したコンテンツを勝手に使われることの不満です。

それで矢継ぎ早につぶやきました。

■つぶやき2月18日(土)
ChatGPTの本格的な活用が楽しみな反面、勝手に著作を使われるのは嫌だなー。沢山の情報を混ぜているから著作権も薄まって無視というなら、益々本物はネットに上がらなくなるかもね。秘技、秘訣、秘法、秘伝、秘話、秘文のアファーメーション!ってね。人の創作意欲が削がれるのは人類の損失でしょ。

■つぶやき4月18日(火)
車の自動運転で事故った時の責任の所在が議論されたように、チャットGPTが窃盗や盗作をして発表された場合についてもしっかりと議論して欲しいね。表敬訪問を受けたからって…、能天気すぎない?

■つぶやき4月19日(水)
盗作/窃盗を「AIがやったことだから」では済まされません。利用した人間が責任を取るのは当然です。その辺のリテラシーがあって初めて利用できること。

■つぶやき4月19日(水)
セミナーを運営する部署でマネジャーだった頃、部下が作ったコンテンツが他人の書籍からの流用だったと分かり苦慮したことがあります。AIを使う場合も同じです。見過ごしたら自分が責任を負うんだという覚悟が必要です。発表するというのはそういうことです。

■つぶやき4月19日(水)
皆がAIを使って創作して活況だねー・・・は能天気。新しいアイデアは既存のアイデアの再構築であるという面は確かにあるけど、1よりももう少し0(根本)に近いところから創作している人達を失ってはいけない。私もAIからの回答にワクワクしている一人だけど。

■つぶやき5月22日(月)
詐欺師や他人を陥れる噂を流す者は、事実を寄せ集めて嘘の文脈を作ります。今どきのAIとそっくりだね。

最後はAIもとばっちりを受けた感がありますが、AIの今の限界でもあります。

PC(パソコン)をネットから切り離した人も増えたことでしょう。

また、構文がしっかりしているからといって、内容もしっかり正しいとは限りません。

幸い、同じように危惧を持った個人や団体が次々と声明を発表し、法整備や運用方法が議論され始めました。

AIに対峙する者は“成果”を「使う人」にもなれば「(勝手に)使われる人」にもなります。AIが今後の社会で健全に発展することを期待しています。

ちなみに、以前私がつぶやいた以下の文章をそのままチャットGPTに投げ掛けてみました。

「セールストークを勉強して実践するのは良いのですが、その際の焦点が“受注”ポイントではいずれその人のセールス人生は行き詰まります。」

この短く抽象的な私の文章をチャットGPTは見事に展開しました。

それを例えばセミナーに集客するための広告に使うこともできます。

セールス人生を成就するための具体的なスキルや心構えも、掛け合いする中で新たな知見を得るかも知れません。

私達人間は今後益々「問題提起力」や「質問力」が重要になってきます。ただし、生成AIからの回答は(現在のところ)あくまでも誰かの既存の知見が元になっているということを忘れてはいけません。

見えている(イメージしている)ことや、期待していること、問題に思っていること、ワクワクしていることは人それぞれ違います。この多様な一つひとつこそが大切であり、自分に正直な生き様にこそ価値があると思います。


今年前半のセルシネは、いつものようにコツコツと「やり切る、やり切る、やり抜く」と特殊アファーメーションしながら小さなスクラップ&ビルドを続けてきました。

3月には、テレビ番組「日曜日の初耳学」からご依頼頂いてオードリー・春日俊彰さんの脳波を測定した様子をブログ「vol336 エアウィーヴマットレスとウレタンマットレスの快眠効果を脳波測定で比較検証。MBS『日曜日の初耳学』からのオファーを受けて。2023.3.13」として投稿しました。
https://selsyne.com/aim/blog/2023.htm#336

また、昨年末のご挨拶で予告した「年明け早々の大阪・生駒での脳波測定」の実施及びレポート提出を終えた後、脳波の特異な現象に触発されてセルシネの自由研究として脳波測定を続けました。

その結果を、クライアントにご了解を頂いた上でブログ「vol.337 MAHOさんのJAZZフルートが誘う癒しと快眠効果を脳波測定で検証した報告。2023.4.21」と題して投稿しました。
https://selsyne.com/aim/blog/2023.htm#337

5月には、長年続けてきた「体験セッション料金分の値引き特典制度」を廃止しました。
https://selsyne.com/aim/totalsession/taikensession/index.htm#taikensession-tokuten-syuuryou

同じく5月、2010年から続けてきたTwitterへの投稿を一旦停止し、つぶやきとしてセルシネのサイト内で投稿しています。
https://selsyne.com/aim/hyousi/index.htm#tubuyaki

今月は、2011年に公開して以来根強い人気のSeSMaT(セルシネ・セルフマネージング・テクノロジー)No.16「一日16分節(90分サイクル)スケジュール管理表」に解説文を付けました。
https://selsyne.com/aim/SeSMaT/16segment3.pdf

こんな小さなことですが、気になることや違和感を一つひとつ解決し続けることが継続するコツだと思います。


プライベートでは、4月に91歳の父が他界しました。

自宅のベッドで家族が両脇から手を握り声を掛けながら、息の間欠が徐々に長くなり最期に引き取り目を閉じるまでをつぶさに見守ることができ、とても神聖なひとときでした。

私は、人が死ぬときの脳内ではとても安らいで幸福を感じる機序が働くと思っています。この信念を父が身を以て昇華させてくれました。

看取った翌々日には大阪・泉佐野で「脳波測定/脳コン解析サービス」を実施し、その翌日には荼毘に付すという流れでしたが、それぞれをしっかりと勤め上げることができました。

医療と葬儀関係の皆様には本当にお世話になり、感謝と有り難さで一杯です。それと同時に、こちら(サービスを受ける側)の方針を明確にしてしっかりと意思表示することの意義も強く実感しました。

49日忌も明け満中陰志をお届けし、相続などの手続きも一つひとつ進めているところです。


あなたは2023(令和5)年の前半をどのように生きましたか?


後半も宜しくお願いします。
恵みを享受しつつ、この人生を共に謳歌しましょう!


                   セルシネ・エイム研究所 和田 知浩





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