リサーチピックアップNo.3
ヨーガインストラクター/薬剤師
被 験 者 伊藤玲子 様 一般社団法人ナチュラルヴェーダ 代表理事
測 定 日 2010.8.12
測 定 器 ブレインプロ「FM-929」  パルラックスF
プロフィール ジャズダンス、エアロビクスの分野からヨーガに転身。2008年、ヨーガインストラクターとしてインド中央政府から公認。大手民間スポーツクラブや公共スポーツ施設でヨーガを担当。ヨーガの基本である“ポーズ”“呼吸”“瞑想”からのアプローチで、心と身体のバランスを整える方法を指導している。人材育成の教育・研修を提供する株式会社アイアンドオン取締役。薬剤師。
伊藤玲子ヨーガインストラクターの脳波。
12.5Hz±0.5が極端に高いボルテージを示し、他の周波数は殆ど出ていません。しかも、この脳波パターンが継続しています。何らかのノイズの影響を検討しましたが、本周波数の環境的ノイズは無く、また、玲子インストラクターの自己統制によってこの脳波パターンが変化することを確認しました。平時脳波も12.5Hzが高く、20μV程度出ていました。簡単な引き算を繰り返し行って頂くと、12.5Hzが30μVに高まりました。そして、もっとも高まったときの脳波がこのグラフです。これは、腹式呼吸から胸式呼吸を行った後に、片鼻呼吸の行に入ったときです。12.5Hzの10秒平均が、30μVから40μVへと高まり、スタートから7分41秒で瞬間ボルテージが50μVを超え、このブロックの10秒平均は45μVでした(掲載グラフの次の461-470ブロック)。また、左鼻孔だけの呼吸をすると、12.5Hzが20μVを切って平均15μVまで下がることも確認できました。玲子インストラクターによると、左鼻孔の呼吸は副交感神経を優位にしてテンションを下げる効果があるのだそうです。このことが、脳波観察からも明確に確認できました。玲子氏は、12.5Hz(ファストアルファ波)をメインの脳波チャンネルにして、ご自身の統制を実現しておられるようです。本測定は、右前頭葉前額部(Fp2)を測っていますが、左側を測ると違う結果が現れるかもしれません。今後は、優勢脳波を10Hzや7.5Hzにコントロールすることができるのか、できたならそのときどのような現象が見られるのか等の協同研究を進めたいと思います。

セルシネのブログ「人生成功 四方山辻説法」に、関連記事を投稿しています。
オーム瞑想でスローアルファ波を獲得したヨーギニー、伊藤玲子先生。2011.1.14
ヨーガマスター伊藤玲子氏のチャンネル脳波は「ファストアルファ波」? 2010.8.16



伊藤玲子ヨーガインストラクターの脳波研究現場 2010.8.12


日テレ「所さんの目がテン!」のヨーガ特集「ヨガの科学」に
脳波測定器「FM-717」を提供した際に、ヨーガインストラクター
として伊藤玲子先生を推薦しました。2010.7.31 OA 詳細
伊藤玲子ヨーガインストラクターの脳波を測定。

伊藤玲子先生のヨーガビデオ。
脳波研究の成果を織り込んだビデオが発売されました。

撮 影 風 景
伊藤玲子先生のオリジナルヨーガビデオの収録風景左
タイトル:グナヨーガ®

販売価格:5,250円
(消費税、送料、代引手数料込み)
組織で利用される場合は、
サイトライセンスの販売となります。



2011年9月19日にビデオ撮影が行われました。

セルシネのブログ「人生成功 四方山辻説法」に投稿した「ファインブレイン研究会の活動が、また一つの成果を生み出した。」より 2011.9.20
ヨーギニー伊藤玲子先生とのコラボが、いよいよ一つの成果物として商品化される。このヨーガビデオは職場や自宅で沢山の人達に利用され、そして、喜んでもらえるはずだ。
ヨーガインストラクターもヨーガビデオもこの世には沢山存在するが、これまでに沢山のヨーガ誘導を受け、そして沢山の脳波測定をさせて頂いてきた中で、私がやっと巡り会えた本物のヨーギニーだ。
玲子先生との出会いは、2010年に開催されたメンタルヘルスケアのセミナー会場だった。80人位の受講者が皆パイプ椅子に座った状態で、玲子先生に誘導されるがままに呼吸をし、そして体を動かすという、僅か20分程の体験だった。
これが素晴らしい体験だったのだ。
セミナーが終わって人と話しをすると、自分の声が胸と腹を心地良く振動させながら、低音で楽に発せられた。喉もコロコロ、コロコロという感じで完全に緩んでいた。気持ちも非常に落ち着いていて、尚且つ静かな自信に溢れているという感覚だった。
玲子先生はヨーガをきちんと習得されているということに留まらず、他者を的確に誘導する能力にも長けていらっしゃるということだ。繰り返すが、僅か20分の誘導でこれ程の状態を作ってくれたのだ。
私は催眠誘導や自律訓練法、あるいはストレッチなどのリラクセーション誘導をクライアントに対して行うことがあるし、逆にそういう誘導を沢山受けてもきた。その上での驚きだ。
だから玲子先生の脳波にどうしようもないくらいに興味を持った。後日、思い切って脳波測定協力のお願いをした。その結果は案の定素晴らしい脳波だった。素晴らしいというのは、精神コントロールの達人級の脳波だったのだ。.....
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伊藤玲子先生のオリジナルヨーガビデオの収録風景右
詳 細
弊社主宰のファインブレイン研究会が、脳波測定でその効果を実証しています。
姿勢を整えて呼吸を整えて気持ちを整える
横浜の教室で、のべ1,500人/月が受講中。 DVDで練習することもできます。
追跡測定1 測定日:2010.12.19
伊藤玲子ヨーガインストラクターの安静時とオーム瞑想時の脳波
既に紹介しているように、玲子インストラクターのチャンネル脳波はファストアルファ波(12.5Hz)でした。その結果を受けて、脳波の周波数を下げる自己統制をリクエストしました。その4ヶ月後に再び脳波測定した結果がこのグラフです。脳波測定器は「アルファテック4」を使用しました。上のグラフが安静時で下のグラフがオーム瞑想時です。11月に渡印した際にオーム瞑想を修行されたそうです。オーム瞑想とは、“オームー”と唱えながらイメージで宇宙と一体化する瞑想法です。見事にスローアルファ波が優勢となり、弊社からのリクエストをクリアされました。安静時の平均ボルテージはシータ波が17μVで、その他の脳波は全て20μV台です。オーム瞑想に移ると、スローアルファ波が活性化して平均71μVにまでなりました。宇宙との一体化を得ている可能性がこの脳波からも伺うことができます。
追跡測定2 測定日:2011.8.12
ヨーギニー伊藤玲子氏の脳波。残像瞑想で驚異的なスローアルファ波が出現。
玲子インストラクターの脳波を初めて測定させていただいてからちょうど一年が経過した日に測定しました。この一年間、ヨーガのクラスを毎日のように複数指導されている中、インドに2度赴いて集中的な鍛錬を積まれました。近く予定されているヨーガの教材ビデオを制作するにあたり更なる再現性の確認を、そして、初めての測定時に用いた同じ脳波測定器「BrainPro」で比較することを目的に今回測定を行いました。瞑想法は次のように行われました。まず、オームをイメージしてデザインされた小さなペンダントを手の平に置き、それを約1分間見つめます。次に、手を下ろして閉眼し、脳裏に浮かび上がるペンダントの残像に意識を向けます。すると、薄い光りを上の方から感じるそうです。その光りを更に感じるようにされることで、スローアルファ波のボルテージがみるみる上昇しました。上の大きなグラフは、スタートから2分20秒が経過したときの脳波で、スローアルファ波(8Hz)が38μV出ています。瞬間的には50μVを振り切れることもありました。下の10秒平均のグラフは、ちょうど60秒が経過した時点から表示しています。即ち、閉眼して脳裏に浮かんだ残像に、そして光りに意識を向け始めた辺りです。スローアルファ波が徐々に驚異的なボルテージにまで高まり、2分11秒からの10秒平均では39μVとなりました。
なお、「追跡測定1」で用いた脳波測定器「アルファテック4」と、本「脳波研究」でメインに使用している「BrainPro」とでは表示ボルテージに違いがあり、「BrainPro」の方が小さな値(ボルテージ)になります。これは、μV(マイクロボルト。1ボルトの100万分の1)という通常なら誤差として処理される程の微弱な電圧を計測しているために生じる技術的問題です。どちらのモデルが真の値に近いのかは分かりませんが、臨床用脳波計に近いのは「アルファテック4」ではないかとの印象を和田は持っています。
セルシネのブログ「人生成功 四方山辻説法」に、関連記事を投稿しています。
光を観じ、光に導かれたヨーギニー、伊藤玲子先生。 2011.8.18